資産運用はした方がいい。とは言うものの何からすればいいか分からないし、お金が減る可能性があるならやらなくてもよくないか?と、俺も当初はそう思っていた。
しかしながらコロナ禍に入ってから、投資関連の動画や記事を目にする機会が増え、資産運用について考え始めることになった。そんな中で「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」という記事を見つけて、単純な俺は2021年からこの記事の言う通りに資産運用を始めてみたという話。そこから4年たった今の現在値をここで公表していこうと思う。
↓「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」はこちら↓
最近書籍化もされてました。
4年間継続した99点の資産運用結果

まずお前はどれくらい資産が増えたんだ?って答えから書いていく。この「普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方」を読んで自分の資産を記録し始めたのが2021年2月からなので、そこから2025年6月現在の資産額を書く。
- 2021年2月:約1000万円(現金700万円 + 企業型DC200万円 + 持ち株100万円)
- 2025年6月:約3400万円(現金 800万円 + 企業型DC 800万円 + 持ち株 600万円 + 投資信託 1200万円)↑2400万円のアップ
なんと約2400万円も資産が増えていた。ちなみに証拠はない。
実際この2400万円すべて投資によって増えたわけではなく、もともとあまりお金を散財するタイプではないのと、在宅勤務によりお金が増えていったというのも大きいのだが、資産運用をすることによってお金に対する意識が変化し、それを加速させたというのもめちゃくちゃある。
では、実際に「普通の人が資産運用で99点をとる方法」とは何のか、俺は具体的にどのくらい投資にお金を突っ込んでいるかって話をしていく。
普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方

詳しくはこちらの記事を読むことを推奨するのだが、
結論を言うと、
- 確定拠出年金 (iDeCo または 企業型 DC)を始めます。
- 新 NISA でつみたての設定をします。
- さらに余裕がある方は、特定口座でつみたての設定をします。
これだけ。簡単だねえ。
で、投資する対象は以下の条件を満たすもの。
- コスト(信託報酬)の安い
- 時価総額加重平均を採用したインデックスファンド (S&P500、全米、全世界など)
つまり、以下の3つのうちどれかを選んで、ネット証券で購入する。これだけだ。
- eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)(通称: オルカン)
- eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
- SBI・V・S&P500 インデックスファンド
一番重要なのが、上記以外のことはしないし、買わない。これをただ思考停止で守るだけ。
投資系インフルエンサーに惑わされて、高配当株も買わないし個別株も買わない、不動産も買わない。なぜならこれが一番投資効率がいいから。(投資効率がいいという根拠は記事を見てね)
資産運用で99点をとる方法を実践してみた

2021年2月にこの考え方を知り、これだ!と思い、実践した経過と結果を書いていく。
2021年
つみたてNISAを開始
ポイント還元が強そうだったので、楽天証券口座を開設し、つみたてNISAを開始。当時一番コストが低かったeMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)の購入を決める。月額5万円分までポイント還元があったので、以下の設定をした。
- つみたてNISAに毎月3.3万円の積み立て
- 特定口座に毎月1.7万円の積み立て
- 特定口座に100万円分のeMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)を購入
企業型DC(確定拠出年金)の見直し
新社会人になった当時、訳も分からずの状態で確定拠出年金の商品を選ぶことになる。
全然覚えてないが、ほとんどプラスにならないゴミみたいな商品ばかりを選んでおり、2021年2月の時点で収支はマイナス。どうしてこんな無駄な時間を過ごしてしまったのか。
残念ながら運用商品の中に「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」がなかったので、それに近い外国株のインデックスファンドへ切り替える。
これを毎月5万円程度給料から拠出していく。
持ち株会はそのまま
なんとなく社会人1年目から毎月給与の3%程買っていた持ち株。
99点の理論だと、持ち株も買うべきではないのだが、なんか売却するのも面倒だったので、ひとまずそのままにした。いつかは売却する(予定)
2022年
もちろん2021年の方針は変えない。毎月ただただ積み立てるのみ。これが意外と難しいらしいのだが、俺はけっこうメンタルがいかれてるので、特に何も感じることなく続いた。
2023年
2024年から新NISAが始まるということでウキウキしだす。それと同時に楽天証券のポイント還元改悪もあり、SBI証券への乗り換えを決意。
それ以外は何も変化なし。ただただ毎月積み立てるのみ。
2024年
新NISAが始まるということでSBI証券口座を開設し、積み立て方針を以下のようにする。
- 年初に240万円分の「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」を成長投資枠で購入
- 毎月10万円分の「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」を積立投資枠で購入
- 7月1日時点で余裕があれば特定口座で「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」を購入
これだけ。これを5年続けて最短で非課税枠の1800万円分の投資が終われば、その時の余裕をみて特定口座で積み立て設定をする予定。7月1日にはとりあえず100万円分購入した。
楽天証券口座にある資産は特に移動もせず放置。将来必要な時に売却する予定。
2025年
今年も特に方針を変更せず、無事年初に240万円分の「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」を成長投資枠で購入した。毎月の積立も継続。これだけ。
4年半の結果
2021年から始めた資産運用結果がこちら。(2025年6月1日時点)
2024年7月1日に100万円分購入した特定口座だけマイナスになっているが、他は圧倒的にプラス。早くやればやるほどいいってことになった。
買ってるやつ | 入金額 | 評価額 | 損益 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(SBI証券 成長投資枠) | 4,800,000円 | 5,216,570円 | + 416,570円 |
eMAXIS Slim 米国株式(SBI証券 積立投資枠) | 1,700,000円 | 1,770,431円 | + 70,431円 |
eMAXIS Slim 米国株式(SBI証券 特定口座) | 1,000,000円 | 964,651円 | – 35,349円 |
eMAXIS Slim 米国株式(楽天証券 旧NISA口座) | 1,199,992円 | 1,974,163円 | + 774,171円 |
eMAXIS Slim 米国株式(楽天証券 特定口座) | 1,383,841円 | 2,691,709円 | + 1,307,868円 |
企業型確定拠出年金 | 4,403,422円 | 8,001,466円 | + 3,598,044円 |
合計 | 14,487,255円 | 20,618,990円 | +6,131,735円 |
99点の資産運用のおかげで4年半で評価額が600万円増えた

評価額が6,131,735円のプラスになった。(実際は特定口座分は売却時に税金が引かれるが一旦置いておく)
たった4年半で、最初に証券口座の設定をするだけで、これだけプラスになるとは恐ろしい。あのとき何も行動していなければ、これだけのお金を失っていたと考えることもでき、さらに恐ろしい。
もちろん今後も同じように上昇していくとは限らない。この4年間がたまたま良かっただけかもしれないし、今後はどん底になるかもしれないし、もっと上がるかもしれない。でもこの成功体験は大事。
さらに運よく自社株の好調もあり現在の俺の資産は以下の通りになった。
現金 800万円 + 企業型DC 800万円 + 持ち株 600万円 + 投資信託 1200万円 = 合計 3400万円
ぶっちゃけ現金もこんなに持っている必要もないので、今後はどんどん「eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)」に回す予定。サラリーマンであるうちは毎月ほぼ決まった額の給与収入があるので、現金はほとんどなくていいと思っている。
とはいえお給料も大事。給料は最強

俺がここまで爆益だったのも、そもそもは毎日せっせと働いて会社からお給料を頂いているから。毎月の給料がなければこんな金額を毎月投資に入れられないし、突然の下落にも耐えられないかもしれない。
俺が4年間で600万円増えた!ってイキってる間に同僚は仕事を頑張って年収150万円アップしていると結局は同じことになる。つまりはどっちが大事ってことではなく、どちらも大事だってわけ。よく若いうちは株式投資なんかせずに自己投資せよって言ってる人もいるが、自己投資もしながら余ったお金で株式投資すればいいんだぞ。0か100で物事を考えなくてもいい。
ということで俺は、今のうちにできるだけ稼いで、できるだけ投資に突っ込みたい。でもやっぱり仕事はだるいし、できれば働きたくないんだよなぁという話に落ち着く。そのために今はなんとか耐えて資産運用に励み、資産が1億円くらいいったら多分社会人からは卒業する(予定)
よければ書籍もどうぞ。俺はこれだけ資産が増えたので感謝の気持ちも込めて買います。
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